コース概要

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都市環境システムコースの概要

現代の都市環境は、コミュニティ、住まい、景観、過疎過密、防災、ごみ、リサイクル、環境汚染、通信網、道路網、水源、エネルギーなどにおいて多様な課題を抱えています。一方、都市再生への取り組みや高度情報網の進展により、都市は時代とともに変化しています。本コースでは、これらの課題や状況に対して、高度な専門知識を有し、技術とデザインの両面から都市環境を総合的にとらえ、確かな倫理と創造性をもって活躍する総合設計者、技術者、研究者の養成を目指します。

本コースでは、都市空間計画都市基盤工学都市環境工学都市情報工学の4つの領域があり、これらが相互に連携して総合的な都市環境システム学を構成しています。

社会的ニーズ

本コースを修了した者は、都市・住宅関連の行政・公共企業体、都市開発に関わるデベロッパー・建設会社・設計事務所・コンサルタント、廃棄物やエネルギー等に関わる環境系企業、電機メーカー・コンピュータ・情報通信系企業等における高度専門家や総合的な設計者・計画者などの仕事に従事します。

教育プログラムの特徴

都市環境システムコースのカリキュラムは次の2点を骨子としています。

  1. 都市の諸問題に工学的視点から取り組む「都市環境システム学」を確立しつつ、学部から博士後期まで一貫した教育体系をとっています。
  2. 新領域の学問を成立させるためには、専門性と学際性を両立させたプログラムが求められます。このため、教育研究分野の主テーマに対応し、都市環境システムコースの基幹となる科目を設け専門性の深化をはかると同時に、複合的テーマを扱う領域横断的な科目を設け総合的視野を育てます。

博士前期課程の特色

学部から博士前期(修士)までの6年教育の重視

博士前期課程修了後に企業、行政、コンサルタントなどに就職するニーズが強いことを踏まえ、6年教育の一体性を重視しています。

学際的・総合的教育の実践

教育研究分野の主テーマに対応した基幹科目によって専門性の深化をはかると同時に、複数教員が連携して運営する複合的科目によって学際性の高い教育を行い、総合的な視野をもった人材を育成します。

社会課題調査研究の創設

社会関心が高いテーマ(少子高齢化、防災安全、省資源など)を設定し、複数の教員が各専門の観点から講義をした後、研究を深めるプログラムを設定します。

博士後期課程の特色

博士前期課程あるいは他大学大学院からの進学者を中心として、高度な研究遂行・計画実践能力と総合的知識をバランスさせた人材を育成することを主眼に教育を行います。具体的には、都市空間計画都市基盤工学都市環境工学都市情報工学の4つの専門領域において、学生は、各々が専門とする研究対象に加えて、以上4つの領域のいずれか1つについて、総合的かつ高度な知識を習得することを目指します。

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